
![]() |
||||
|
茶畑に面した敷地の特性を最大限に生かすべく 1階はガレージになっており、2台のアルファロメオが納まる 壁・スラブとも100mmのLVLパネルにて構成され、 |
||||
工場検査の様子(鹿児島)
2層分のパネルを一気に建て込む
※ |
特殊な木構造を黒い金属皮膜で覆っている |
※ |
折れ戸部分はガレージの入り口 将来増築用に2階の窓は掃き出しとしている |
※ |
玄関にはいると、spiderが迎えてくれる 階段は持ち出し構造 |
![]() |
階段の見上げ テンション材が床を吊っている |
![]() |
浴室空間 桧板が張られている 正方形の窓から茶畑 |
※ |
2階 LD |
![]() |
就寝スペースより見下ろし |
※ |
全開口サッシュを開放した状態 内部空間が茶畑側に延長される |

|
敷地面積: 198.38m2 (60坪) ※ photo: 坂口裕康 |
||||
![]() |
||||
| ※ | ||||
(2004.10 竣工)
|
聴いてみたかった響きは
茶畑側に面して大きな開口部が欲しいこと、ガレージ部分の大きさ、コストバランスなどを考慮していくうちに構造家大内氏の研究していたWTPが上手くフィットするのではないかと考え、某メーカーの研究者であるクライアントの理解もあり採用に踏み切った。プランニングはあくまでも使い勝手や美的観点から進めていったため、計画の当初から新工法に対して技術的に解決すべき部分が多々あったが、構造家とキャッチボールを繰り返しながらデザインに昇華していくプロセスを経て<用の美>とでも言える空間に少しでも近づくようつとめた。 響きの隠喩として意識したのはLVLの表面に現れる木目である。ハリモノでは無いため、積層された木材のある一枚が<偶然に>現れる。チャンスオペレーションが生み出す現代音楽の図像符のようなパネル面が、時間帯によって窓、トップライトなどから照らされ経時変化によるバリエーション(変奏)を続ける。その上に実際の音環境として、鳥の声やクライアントが愛聴するイタリアオペラのアリアが、茶畑の向こうに沈む夕陽と共に生み出す、そんな空間の<響き>である。 廣部剛司 |
|||